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【よくあるお問い合わせ】切れたチェーンの修理について

2018年06月17日

こんにちは。片町店のN坂です♪( ´▽`)

今日はいいお天気ですね。お出かけ日和です♫
秋の入籍orお式に向けて今がちょうど探してご注文するのに良い時期です。
是非一度NOMOTOにご来店いただければなと思います。

さて今回はお電話や店頭でのお問い合わせで多いジュエリーに関するお問い合わせについてご案内させていただこうかと思います。

お手持ちのジュエリーは大切に長く使いたいと誰しも思うところですが、気づかぬうちに壊れてしまったということもやはりございます。

ご自身ではもちろん直すことはできませんし、かと言って簡単に処分できるものでもないため、みなさんジュエリーボックスの奥の方にしまってしまいがち。

特にペンダントやブレスレットに使われるチェーンが切れてしまい、使えなくなるというケースはとても多いです。
貴金属とはいえ繊細なチェーンは強く引っ張れば簡単に切れてしまいます。

NOMOTOにはそういった切れたチェーンを直せるかのお問い合わせがとても多いです。
勿論、修理の受付はしておりますが、全てに対応できるというわけではございません。なのでポイントをわかりやすくご説明致します。

最近のご依頼をうけたジュエリーでご案内致しますと…
こちらはダイヤモンド1pベゼル留めしたシンプルなペンダントです。
素材はシルバーで、チェーンの種類はアズキチェーン。
ジュエリーに詳しくない人でも聞いたことのある某有名海外ブランドさんが販売しているペンダント。と、いうことでNOMOTOは他社製品の修理依頼もウェルカムでございます。

アズキチェーンの一部分が切れてしまっているのでそこを直すのに溶接しなければなりません。

溶接し終わった後、少し硫化していたので磨いてメッキコーティングもして仕上げました。

今回は素材はシルバーでしたが実はシルバーといっても全て対応できるわけではありません。
シルバー製品はほぼシルバー925です。つまり92.5%は銀で、のこり7.5%は銅が合金されています。問題はメーカーに寄って違う金属を合金している場合もあり、特に輸入製品のシルバーなど、溶接した際その合金によって黒くなってしまう可能性があります。火にかけて変色してしまったら元には戻せません。
大手のメーカーが作ったものなら今回のように受付いたしますが、輸入商品やメーカーがわからないものなどはリスクもあるということをお伝えした上で受付できないものもございます。

他のK18やプラチナなどは基本的には修理できる素材なので大丈夫です。

そして切れたチェーンを溶接するのもしやすいチェーン、しにくい、またはできないチェーンというのもございます。

今回のチェーンはペンダントではスタンダードなアズキチェーンで一番修理がしやすいチェーン。溶接後もパーツ一つ一つがしなやかに動きます。

輪っか同士がくっついている形なので、溶接もし易いんですね。

そして溶接できるけれども、修理箇所は少し動きが硬くなるチェーンはこちら。

画像の上のチェーンは箱型で最もスタンダードなヴェネチアンチェーン。
下は細いボール玉が可愛いボールチェーン。
この2種類のチェーンもよく使われているデザインのチェーンですね。
これらは溶接した後、2〜3パーツほどくっついてしまうのでその部分だけやや動きに硬さが出ます。
着けていて違和感があるというほどではありませんが、よくよく見たら直したところがわかると思います。
チェーンとして使えるので、お直しのご希望の方はお手持ちのジュエリーをご持参いただいてご相談いただければと思います。